衆院予算委員会の各党の理事や委員が2日、NHKの討論番組で論戦を交わした。野党側は、政府の2025年度当初予算案に対して相次いで修正や組み替えを求めた。自民党安倍派の会計責任者(当時)に対して議決された参考人招致についても、与野党が議論した。
- 【そもそも解説】安倍派の会計責任者の参考人招致、どういうこと?
野党筆頭理事の山井和則氏(立憲民主党)は、約115兆円の予算案について「物価高で苦しむ国民の声が反映されていない」とし、「必ず修正させねばならない」と述べた。その上で、2月中旬に修正案を国会へ提出する考えを示した。
与党と政策協議をしている国民民主党の浅野哲氏も、「我々自身もこれから修正案を出していく」と明言。所得税がかかる年収の最低ラインに関する「103万円の壁」については、与党が昨年末に提示した123万円への引き上げのままでは「到底合意にいたることはできない」と述べた。
同じく、教育無償化について与党と協議をしている日本維新の会の三木圭恵氏も、高校授業料の無償化を挙げて「修正を勝ち取っていきたい」と語った。このほか、共産党やれいわ新選組も修正や組み替えの必要性を強調した。
これに対し、公明党の赤羽一…